女性に特有、あるいは女性に特に多いがんには、子宮がん、卵巣がん、乳がんがよく知られており、集団検診が行われるようになったことで初期症状さえもみられないうちから、早期発見が可能になりつつあります。
しかし、女性には他に、膣がんや外陰がんという特有のがんがあります。
●膣がん
比較的まれながんであること、50歳以上の高齢者に多くみられることから、あまり知られていません。膣(ちつ)に発生する悪性腫瘍(あくせいしゅよう)です。
早期症状は「ない」といっていいほど、無症状です。進行すると不正性器出血や帯下(たいげ)に血が混じるといった症状がみられるようになります。
●外陰がん
大陰唇、陰核、小陰唇、などの外陰部に発生する悪性腫瘍です。あまり知られていないかもしれませんが、女性特有のがん(婦人科のがん)のなかでは、子宮がん、卵巣がんに次いで多いがんです。発生は60~70歳代の高齢者に比較的多くみられ、閉経後、女性ホルモンが低下し、外陰部の委縮が誘因となっているのではないか、といわれます。若い人には、まれです。
このがんも子宮がんと同様、早期発見が非常に重要で、早期に発見された場合は、5年生存率は約75パーセントと言われます。
参考:子宮けいがんの5年生存率は、進行期別の平均は64パーセント
(内訳:手術後1期は86.8パーセント、2期は67.5パーセント、3期は40.2パーセント、4期は14.7パーセント)。
子宮たいがんは平均74.1パーセント(内訳:手術後1期は87.3パーセント、2期は72.8パーセント、3期は44.8パーセント、4期は13.5パーセント)です。